
ハリウッドミュージカル映画『ウィキッド: フォー グッド』が公開と同時に爆発的な興行気勢を見せ、今年最高の興行作に君臨する可能性を高めている。
現地時間22日、アメリカ映画興行収入集計サイト『ボックスオフィスモジョ(Box Office Mojo)』によると、『ウィキッド: フォー グッド』は前日北米4115の劇場で公開し、1日で6868万ドルのチケット収入を上げた。これは今年公開作の中で従来の最高記録であった『マインクラフト: ザムービー』の5711万ドルを超える数字だ。
ただし、今回の数字には平日に2回行われた試写会の売上が含まれているため、『公開初日1日だけ』で見ると『マインクラフト: ザムービー』にはやや及ばない。それでも、来週から本格的な感謝祭連休に突入する北米の劇場状況を考慮すると、『ウィキッド: フォー グッド』の興行はさらに加速するという予測が優勢だ。
バラエティ、デッドラインなどハリウッドメディアによると、予約状況を基に推算した23日までの初週末北米収入は約1億5150万ドル(約2230億ウォン)、北米以外の地域を含む全世界収入は約2億2800万ドル(約3356億ウォン)に達する見込みだ。これは昨年感謝祭直前の週末に公開された前作『ウィキッド』の北米初週末成績1億1250万ドルを上回る数字で、歴代ブロードウェイミュージカル映画化作品の中で最高記録という評価も出ている。
興行熱気とは裏腹に評価の雰囲気はやや温度差がある。『ウィキッド: フォー グッド』は評論家から前作に比べてやや冷たい反応を受けているが、市場調査会社シネマスコアの劇場出口調査では前作と同様に最高に近い『A』評価を獲得した。観客満足度だけは依然として堅調である点から、今後の長期興行にどのような影響を与えるか注目が集まる。
