第51回ソウル独立映画祭、‘SIFF X ビョンウソク: Shorts on 2025’選定作品3本発表

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ビョンウソク支援制作支援プロジェクト初年度…‘彼女はいつも’・‘ノーウェア’・‘ディイディイムバール’最終選定

写真=バロエンターテインメント提供
写真=バロエンターテインメント提供

第51回ソウル独立映画祭(11月27日~12月5日、KST)が俳優ビョンウソクと共に行う独立映画制作支援プロジェクト‘SIFF X ビョンウソク: Shorts on 2025’の最終選定作品3本を発表した。選定された作品は▲‘彼女はいつも’(パク・ジョンビン監督) ▲‘ノーウェア’(イ・ジュヨン監督) ▲‘ディイディイムバール’(ホ・ジユン監督)である。ビョンウソクは来年放送予定のMBC時代劇ロマンス‘21世紀大君夫人’の主演としてアイユと撮影を進めている。

‘SIFF X ビョンウソク: Shorts on 2025’は厳しい制作環境の中でも新たな可能性を示す独立映画創作者を支援するためにビョンウソクの支援で新設されたプログラムである。単なる制作費支援を超え、大衆に愛される俳優が独立映画創作エコシステムと直接連帯する新しい試みとして注目されている。

ソウル独立映画祭はこれまでの経験を基に短編映画の制作から上映、配信までをつなぐワンストッププログラム形式で今回のプロジェクトを運営する。審査には‘ソウルメイト’‘ヘファ、ドン’のミン・ヨングン監督、‘世紀末の愛’‘69歳’のイム・ソンエ監督、キム・ユジンプラスMエンターテインメントコンテンツ本部長、そして支援者であるビョンウソクが直接参加した。

写真提供=ソウル独立映画祭
写真提供=ソウル独立映画祭

公募は10月10日~24日(KST)に行われ、合計483本の作品が出品された。審査委員団は制作支援の趣旨とプロジェクトのアイデンティティ、提示されたテーマ‘愛’に合致する3本を最終選定した。審査委員たちは「予審と本審を経て上がってきた9作品はリアリズムからコメディ、SF、ロマンス、クィアまで多様なジャンルを含んでいた」とし、「創作者たちはそれぞれの言語と感覚で愛の複雑な糸を探求し、短編映画だけが見せることができる瞬間の美しさを提供した」と評した。

ビョンウソクは「‘3作品すべて明確な世界とエネルギーが印象的だった」とし、「小さなきっかけであっても今回の支援が創作に役立つことを願っている」と応援のメッセージを伝えた。昨年tvN‘ソンジェを背負って跳ねる’で爆発的な人気を得て様々な広告モデルとして活躍しているビョンウソクは、継続的に寄付と支援活動を続けている。

選定作品3本の内容も注目を集める。
パク・ジョンビン監督の‘彼女はいつも’は機械に押しつぶされ人間性さえ失う危機にある恋人と、最も大切なものを守ろうとする心の激しさを描いた。
イ・ジュヨン監督の‘ノーウェア’は未来を保証できない現実を生きるクイック配達員と料金所の収受員の寂しい冬を捉えた作品で、セリフの間の感情的余韻が深いとの評価と共に最も均等な支持を受けた。
ホ・ジユン監督の‘ディイディイムバール’は時間を止める能力を持つ少女が経験する初恋のときめきと切なさを独創的な想像力で解きほぐした。

選定された創作者たちはソウル独立映画祭2025の開幕式で制作支援の授与式および契約書の伝達式を行う予定である。今回のプロジェクトを通じて創作者たちとの公式な出会いと意味のある祝賀の場が設けられる。

‘Shorts on 2025’選定作品には合計3,000万ウォンの制作費が均等に支援され、韓国レンタルが約4,500万ウォン相当の機材を追加提供する。またバロエンターテインメントおよび専門家メンタリング、総括プロデューサー支援、ソウル独立映画祭の上映および配信連携まで続く実質的な支援が提供される予定である。

一方、韓国独立映画の最大の発信地であるソウル独立映画祭2025は、今後12月5日(KST)までCGVアプクジョンとCGVチョンダムシネシティで9日間開催される。

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